SMELLS OF COOKING
| 料理の匂い |
『料理のにおい』は日本に住む外国人住民と近隣の日本人の間に生じるトラブルとして多く挙がります。外国人住民退居後、キッチン周りの油のこびりつきや、なかなか取り除くことのできない香辛料のにおいなどに家主は頭を抱えるようです。実際にどのような調理が行われているのでしょうか。各国の料理がどのようなものなのか覗いてみましょう。
フィリピンでは魚の干物「ツゥヨ」という食事があります。現地の人にとっても鼻がひん曲がるほどの臭いがするそうです。また、匂いの点でいうと「ナンプラー」という魚醤も有名ですね。実際に日本人住民がこの匂いに耐え切れず管理会社に相談したというケースもあるそうです。当事者間ではなく管理会社をはさむことにより、円滑にトラブルの解決につながったとその人は証言していました。
ここまでフィリピンの料理事情について紹介してきました。では、外国人から見た日本の食文化はどのようなものでしょうか。
日本人がイギリスで魚の干物を焼いたら異臭騒ぎになったこと、納豆の臭い、海の哺乳類(イルカ、鯨)や魚卵(イクラ、たらこ)、生卵(卵かけごはん、すき焼きの卵)、白子、馬肉、たこなど見た目や味からしてとても食べられないというような意見もあるそうです。また、音を立てて麺類を食べる日本人の姿も信じられない光景のようです。
このように多くの日本人が当たり前のようにしていることも、外国人にとってはタブーであったり、信じられないような習慣であったりするのです。自分の文化を押し付けるのではなく、相手の文化を尊重しながら解決策を探っていくのはどうでしょうか。
参考資料
代表的な悪臭トラブル5つの事例とその相談ができる場所
https://last-cleaning.com/bad-smell-trouble-2737
マイナビニュース,「これを食べるの?」と外国人が驚いた日本の健康食
http://s.news.mynavi.jp/news/2016/12/15/126/index.html
マンション暮らしのフォーシーズンズ
http://www.kanrikyo.or.jp/4season/articles/special/vol34/page_5.php