HOW TO DUMP GARBAGE
| ごみの出し方 |
日本でのゴミの捨て方はちょっと独特です。例えば中野区では、①燃やすごみ ②陶器・ガラス・金属ごみ(以上を大きく分けて「ごみ」としています) ③古紙 ④びん・缶・ペットボトル ⑤プラスチック製容器包装(以上を大きく分けて「資源」としています) と、ごみを5種類に分類しています。
では、たとえばあなたがお昼に食べたパンの袋、①~⑤のどこに分類されるのでしょうか?実は、汚れ具合によって①燃やすごみまたは⑤プラスチック製容器包装のどちらかに分類されるのです。⑤プラスチック製容器包装として分類される場合、この袋は資源として回収されます。そのため、中身を空にして、汚れを落としてから出さなければいけないのです。落とせないほどの汚れの場合、①燃やすごみとして分類されます。
なぜ、日本ではこんなに細かくごみを分別しなければならないのでしょうか。実はこのごみの分別は、「リサイクル」するために欠かせないことなのです。例えば、ペットボトルのリサイクルについて考えてみましょう。ペットボトルをリサイクルしない場合、燃やすことで二酸化炭素が出ます。埋め立て処分場も必要となります。そして新しくペットボトルを作るために、新たに石油を使って作る必要があります。一方ペットボトルをリサイクルする場合、燃やさないので二酸化炭素は出ませんし、埋め立て処分場も必要ではなくなります。また、新しくペットボトルを作るには、リサイクルしたペットボトルを資源として再利用するため、原材料である石油の使用が減ります。このようにリサイクルは、埋め立て処分場の利用を出来る限り減らし、石油など限りある資源を有効活用することが出来るのです。他にも、新聞や雑誌などの古紙はトイレットペーパーなどに生まれ変わるなど、リサイクルされて新しく作られる製品はたくさんあります。あなたが少しだけ分別を意識してごみを捨てることで、環境や社会に大きな影響を生むのです。
現在、多くの市区町村では、ごみの分別を分かりやすく示した一覧表を多言語で配布しています。中野区では、日本語版、英語版、中国語版、ハングル版をダウンロードすることができます。環境や社会のために、ごみの分別を意識してみませんか?
参考資料
小学生のための環境リサイクル学習ホームページ, 調べてみよう
http://www.cjc.or.jp/j-school/a/a-4.html
<ふつうのにほんご Standard Japanese>
<やさしいにほんご Easy English>
日本(にほん) の ごみ の 捨(す)て方(かた) は 独特(どくとく) です。 例(たと)えば 中野区(なかのく) では、 ごみ を 次(つぎ) の 5種類(しゅるい)に 分類(ぶんるい) しています。
①燃(も)やすごみ
②陶(とう)器(き)・ガ(が)ラ(ら)ス(す)・金(きん)属(ぞく)ごみ (①と② が 大(おお)きく わけて 「ごみ」 です)
③古紙(こし)(新聞紙(しんぶんし) や 雑誌(ざっし) などの 紙(かみ) のこと)
④びん・缶(かん)・ペットボトル
⑤プラスチックの容器(ようき)包装(ほうそう)(③~⑤ が 大きく 分けて 「資源(しげん)」 です)
あなた が お昼(ひる) に 食(た)べた パ(ぱ)ン(ん) の 袋(ふくろ) は ①~⑤ の どこ に 分(ぶん)類(るい) される と 思(おも)いますか? 実(じつ)は、 どのくらい 汚(きたな)いか で ①燃(も)やすごみ か ⑤プ(ぷ)ラ(ら)ス(す)チ(ち)ッ(っ)ク(く)の容(よう)器(き)包(ほう)装(そう) の どちらか に 分類 されます。 ⑤プラスチックの容器(ようき)包装(ほうそう) に 分類(ぶんるい) する とき は、 この 袋(ふくろ) は 資源(しげん) に なります。 だから、 中(なか)身(み) を 空(から) に して きれいに して 出(だ)して ください。 きれいに できないときは、 ①燃(も)やすごみ に 分(ぶん)類(るい) します。
日(に)本(ほん) で、 細(こま)かく ごみ を 分(わ)ける 理(り)由(ゆう) は、 「リサイクル(りさいくる)(recycle)」 です。
ペットボトル(ぺっとぼとる)(pet bottle) に ついて 考(かんが)えます。 ペ(ぺ)ッ(っ)ト(と)ボ(ぼ)ト(と)ル(る) を リ(り)サ(さ)イ(い)ク(く)ル(る) しないと、 燃(も)やす ことで 二(に)酸(さん)化(か)炭(たん)素(そ)(CO2) が 出(で)ます。 埋(う)め立(た)て処(しょ)分(ぶん)場(じょう)(燃(も)やした ごみ を 置(お)いて おく 土(と)地(ち)) も 必要(ひつよう)です。 そして 新(あたら)しく ペ(ぺ)ッ(っ)ト(と)ボ(ぼ)ト(と)ル(る) を 作(つく)る ため に、 新(あたら)しく 石(せき)油(ゆ) が 必(ひつ)要(よう) に なります。 一方(いっぽう)、 ペットボトル(ぺっとぼとる) を リサイクル(りさいくる) すると、 燃(も)やさない ので 二酸化炭素(にさんかたんそ)(CO2) は 出(で)ません。 埋(う)め立(た)て処(しょ)分(ぶん)場(じょう) も 必(ひつ)要(よう) ありません。 そして 新(あたら)しく ペ(ぺ)ッ(っ)ト(と)ボ(ぼ)ト(と)ル(る) を 作(つく)る とき、 リサイクル(りさいくる) した ペットボトル(ぺっとぼとる) を 資源(しげん) として 再(ふたた)び 利(り)用(よう) する ので、 石油(せきゆ) の 使用(しよう) を 減(へ)らす ことが できます。 このように、 リ(り)サ(さ)イ(い)ク(く)ル(る) は 埋(う)め立(た)て処(しょ)分(ぶん)場(じょう) の 利(り)用(よう) を できるだけ 減(へ)らして、 石(せき)油(ゆ) などの 限(かぎ)りある 資(し)源(げん) を 有(ゆう)効(こう)活(かつ)用(よう) する こと が できます。
他(ほか)にも、 新聞(しんぶん) や 雑誌(ざっし) など の 紙(かみ) は トイレットペーパー(といれっとぺーぱー)(toilet paper) などに 変(か)わります。 リ(り)サ(さ)イ(い)ク(く)ル(る) で 新(あたら)しく 作(つく)ること が できる ものは たくさん あります。 ごみ を 捨(す)てる とき、 分(わ)ける こと を 意(い)識(しき) すれば、 環(かん)境(きょう) や 社(しゃ)会(かい) に 大(おお)きな 影(えい)響(きょう) を 与(あた)える ことが できます。
現(げん)在(ざい)、 たくさんの 場(ば)所(しょ)で ごみ の 分(わ)け方(かた) が わかりやすく 書(か)いてある 表(ひょう) を 配(くば)って います。 中野区(なかのく)では、 日本語(にほんご)・英語(えいご)・中国語(ちゅうごくご)・ハングル(はんぐる) を 手(て)に入(い)れる ことが できます。 環(かん)境(きょう) や 社(しゃ)会(かい) の ために、 ごみ を 分(わ)けて 捨(す)てる ことを 意(い)識(しき) してください。